カメラの性能を評価する指標「DORI」について知りたい

Q

カメラの性能を評価する指標「DORI」について知りたい

A

「DORI」​とは、"Detect(検出)、Observe(観察)、Recognize(認識)、Identify(識別)"の頭文字を取った、監視カメラの性能を評価するための指標です。

映像を視聴する人が監視映像で「人物や物体を識別する能力」を客観的に測るために使われます。

EN62676-4(国際標準)に基づいて定義されています。

⚠各カメラの仕様書記載のDORI距離についての注意点

1.)DORI距離はあくまで「最大目安」であり、保証数値ではありません。

2.)インテリジェント機能(AI)の検知距離を反映した数字ではありません。

段階内容イメージ例
Detect(検出)人や車などの動体が存在するかどうかが分かる「あ、人がいるな」くらい。誰かは分からない。
Observe(観察)行動や動きの概要が分かる「歩いてるな」「立ち止まってる」などの行動が見える。
Recognize(認識)特定の個人を知っていれば、誰かが判別できる「あ、あの人だ!」と知り合いなら分かるレベル。
Identify(識別)顔やナンバープレートなどがはっきり分かり、本人確認が可能身元確認ができる。警察に提出できる証拠レベル。
上記Q&Aは参考になりましたか?