PoEの規格とLANケーブルの種類について知りたい

Q

PoEの規格とLANケーブルの種類について知りたい

A

「PoE」(Power over Ethernet)とは、 LANケーブル1本でデータ通信と電力供給を同時に行う技術です。

そのため、LANケーブルの種類や品質は、PoEの安定性・供給可能な電力量・配線距離に大きく影響します。

PoEの規格とLANケーブルのカテゴリについては以下を参照ください。

PoE規格            最大電力(実効PD=安定供給可能な電力値)供給電圧(基準値)推奨ケーブル
IEEE 802.3af(PoE)15.4W(実効PD:12.95W)48VCat5e以上
IEEE 802.3at(PoE+)30W(実効PD:25.5W)53VCat5e以上
IEEE 802.3bt Type 3(PoE++)60W(実効PD:51W)53VCat6以上
IEEE 802.3bt Type 4(PoE++)90W(実効PD:71W)53VCat6以上
LANカテゴリ最大通信速度   帯域幅  特徴とPoE適性        
Cat5e1Gbps100MHz最低限の選択肢。PoE(802.3af)なら可能。
Cat61Gbps(10Gbps:55mまで)250MHz安定したPoE+対応。標準的な選択肢。
Cat6A10Gbps500MHzノイズに強く、PoE++対応にも安心。
Cat710Gbps600MHz~シールド構造でノイズに非常に強いが、施工性にやや難あり。
上記FAQは参考になりましたか?